信託契約(シンタクケイヤク)

信託契約とは、「委託者(財産の所有者)」が「受託者(財産を任せる人)に財産権の管理処分の権限を与え、定められた目的(受益者へ利益をもたらすこと)に従って、財産の管理処分などをさせる契約のことをいいます。 例えば、委託者(親)が受託者(長男など)に対して、親の保有する現預金や有価証券、土地・建物の管理を信託契約で託します。受託者(長男など)は委託者(親)が設定した信託目的に従って、受益者(親)のためにその財産(信託財産)の管理や処分などを行えるようにする契約です。